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会社員時代、とても救われたと感じた本に、行正り香さんの本があります。それは料理本でしたが、その中にあった、さりげないエピソードが、今でも思い出す涙で世界がにじむほど、救われました。

ひとりの人の中に、多様性があるので、彼女にラベルを貼って、紹介したくはありません。ただ、一般には、彼女は広告業界で働き、現在は料理研究家として知られている方、と書かれているでしょう。彼女を限定的にしか、紹介していませんが、嘘ではないので、そこをわたしもなぞってみました、知らない方のために。

その行正さんが、引用されたある有名な詩をみて、今この時、わたしもみなさんにシェアしたくなりました。

「最後だとわかっていたなら」
作・ノーマ コーネット マレック / 訳・佐川 睦

あなたが眠りにつくのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは もっとちゃんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように祈っただろう

あなたがドアを出て行くのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは あなたを抱きしめて キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて 抱きしめただろう

あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが
最後だとわかっていたら
わたしは その一部始終をビデオにとって
毎日繰り返し見ただろう

あなたは言わなくても 分かってくれていたかもしれないけれど
最後だとわかっていたなら
一言だけでもいい・・・「あなたを愛してる」と
わたしは 伝えただろう

たしかにいつも明日はやってくる
でももしそれがわたしの勘違いで
今日で全てが終わるのだとしたら、
わたしは 今日
どんなにあなたを愛しているか 伝えたい

そして私達は 忘れないようにしたい
若い人にも 年老いた人にも 明日は誰にも
約束されていないのだということを

愛する人を抱きしめるのは
今日が最後になるかもしれないことを
明日が来るのを待っているなら
今日でもいいはず

もし明日がこないとしたら
あなたは今日を後悔するだろうから
微笑みや 抱擁や キスをするための
ほんのちょっとの時間を どうして惜し んだのかと

忙しさを理由に
その人の最後の願いとなってしまったことを
どうしてしてあげられなかったのかと

だから 今日 あなたの大切な人たちを
しっかりと抱きしめよう
そして その人を愛していること
いつでも いつまでも大切な存在だと言うことをそっと伝えよう

「ごめんね」や「許してね」や「ありがとう」や「気にしないで」を伝える時を 持とう
そうすれば もし明日が来ないとしても
あなたは今日を後悔しないだろうから

みなさん「ありがとう」「大好きだよ」「ごめんね」「ゆるしてね」を、いっぱいいっぱい使って下さい。
人と人をつなげ、愛であふれかえらせる言葉ですから。

どうしても直接いえない事情があるなら、心の中で相手を思い浮かべて、その言葉を贈るだけで、十分なんですよ。
今はもう、会えない人・いのちにも、今日はこれらの言葉を贈ってみませんか?そして、実はこれも、あなたが生きてきた歴史の「デトックス」にあたるんです。