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昨年、ボストンでカンファレンスに参加したのですが、クーラーの設定温度が、外気(10℃)以下という狂気の沙汰で、布団にもぐりこまざるを得なかった折に、読みました。

つまりは能と工夫を究めつくした上手が万人に一人もいないということになろうか。いない理由は、工夫がなく慢心のみあるからである。そもそも上手にも悪い面があり、下手にもいい面が必ずあるもの。ただこれを見分ける者もなく、本人も自覚していない。上手は名を頼み技能にかくされ自分の欠点が見えなくなっている。下手はもとより工夫せず欠点も見えないので、たまたまある長所にも気付かない。されば上手も下手も互いに尋ねあうべきだ。反面、能と工夫を究めた者は、これを悟るものである。 (引用元:『現代語訳 風姿花伝』p45より)

このところは、いくつも同時並行で稽古して、めいっぱいストレッチ中でしたが、これらの言葉を思い出し、励みにしています。

『稽古は強くあれ、しかし慢心はもつな』の裏には、純粋さがあるなぁと思っています。ピンと来た方は、ぜひ5/25「純粋であること」神楽坂、にいらしてくださいね。