自己否定がとても強い部下のいる方へ

自己否定がとても強いと「自分を否定しないで」と言われると、つらいと感じます。それは、そうでしょう。だって、自己否定してきたことを、否定されてしまったからです。自己否定してきたことが、その人の大事な歴史の一部だからです。

「自分を否定しないで」と言われると、つらくてたまらない人は、「わたしは、ただ否定がずば抜けて、得意なのだ」と、気づいてください。

そして、二重否定=肯定、を思い出しませんか?あるいは、−×−=+でしたね?せっかく否定が得意なのだから、もう一回否定してみませんか?

例)「わたしって、ほんとにダメ」
例)「わたしって、ほんとに、ダメ」と思ってるわたしが、ほんとにダメ

二重否定してみて、一回だけ否定した時と、身体の感覚やこころのやわらかさは、何か違いがあるでしょうか?今、しっかり、あなたの五感で感じきってくださいね。

そして、自己否定のとてもつよい部下をお持ちの上司の方も、ぜひ「そんなことないよ、君はダメじゃない」と励ますことが、その人の否定というサバイバル術を否定してしまう印象になることを、心に留めておきませんか?

例えば「「わたしって、ほんとに、ダメ」と思ってる君は、ほんとにダメだな。そして、それは君の一部に過ぎない。」と、返してみませんか?

二重否定、四重否定、六重否定など、必ず偶数で終わらせてあげることが、大切です。深刻にならず、遊び心を大切に、部下と関わっていってくださいね!

そして、自己否定がかなりつよい方は、心して、自分を癒していってください。あなたがそうなった原因には、あの頃の小さなあなたに、責任はありません。

ただ、今絶え間無く感じていらっしゃる、その痛みにどう対応するかには、今のあなたは責任があります。あなたにしかとれない責任です。誰ひとりとして、肩代わりできる人はいません。