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課長補佐でいらっしゃる、48歳の女性がご協力くださいました。インタビュー当時、コーチング歴は1年です。

 Q1. コーチングを始めた経緯を、教えて下さい。

2008年からメルマガを読み始めて、他のコーチのメルマガもとっていたんですが、みきさんの思考する方向は、自分とそんなに違わないと思っていました。「エコクリーン」「地球を大事に」のような考え方や姿勢に、信頼が置けたんですね。

こうすればこうなるという、通り一遍のコーチングじゃなさそうだということも分かっていました。心/身体、態度/深層心理、表と裏じゃないけど、浅いところと深いところ、そんな見方をされていたことに、惹かれました。

今のウェブって、美辞麗句で、目を引くように、大層なことのように盛っているけれど、みきさんの書いた物からは、端正だけれども着飾らない「等身大のわたしはこれです」というメッセージを受け取っていて、みきさんの書いた物が人柄と思えました。

みきさんが、しばらく海外に行っていて、メルマガお休みしていた時期があったじゃないですか。わたしも「海外生活とかしたかった」という気持ちがあったから、外に目が向いていて、ドメスティックじゃない点も、好ましかったですね。日本人が一般的に持っている欧米というシチュエーション・環境に憧れて、子供の頃は『ヘンリーくんとアバラー』など好きで、熱心に読んでいた覚えがあります。

コーチングを申し込んだきっかけは、仕事上で「何とか解決したい手を借りたい」と思うことが、あったからです。追い詰められ感に「もう我慢できない、これは 自分では持ち堪えられない」と逃げ場がなくなっちゃって「願いはただ一つ。何とか、この状況を変えて。変えるのは、自分だけど。この状況を変える何かを教えて」と切迫した、藁をもつかむ気持ちで、申し込みました。

 Q2. 実際に経験してみて、コーチングはどんなものですか?

鏡を出してくれる時間です。みきさんはわたしの鏡なんです。似姿をうつす鏡ではなくて、例えば「シャツの裾出てますよ」「青たんここに作ってますよ」とか色々あるんでしょうけど、それをかなり実感を持って感じられるように教えてくれる、言葉で見せる鏡です。カウンセリングのように、自分の心を打ち明け、心の奥を覗きこむような作業をしながら、「今あなたこうなっていますよ」と、直接言われることもあるけれど、基本的には見せてくれる時間ですね。

しばらく、スピ系に逃げたい時期があって、その時期のセッションで、みきさんから、なぜそういう風に言われるか、正直、その時はハッキリは分からなかったです。今思えば「何でも他人任せというか、自分のない自分。それはないでしょ?」という、みきさんからの問いかけに対して、わたしももちろん「あ、そうだね」といえる時間が流れたし、それを言ってもらっていたんだと、時の経過と共に、ハッキリ受け取りました。

最近は、みきさんの言葉が、スコーンと入ってくることがあります。 「放すを握る」とか「握っているを放す」とかね。時が満ちたんでしょう。みきさんの投げかけとわたしの受け取りが、スポッと嵌り自分の中に、コロコロっと入ってくる時があります。

この間も保育園のことで泣けたりしたけど、自分ではまったく分からない涙が、出てきたりしているわけですよ。自分の生活で使っている深度とは全く違う、そういうポイントまで、ぷくぷくっと潜らせてもらい「わたしというものを引き戻す」、そのダイナミズムがみきさんとのコーチングならではだと、思います。

というのは、随分前にあるヒーラーさんのワークショップに行った時、その前にみきさんと「わたしは、女性性を疎んじているのではないか」という話をしていたんですよね。そう言われたと、ヒーラーさんに言ったら「誰に?」と言われて、「コーチから」と言ったら「普通のコーチは言わないよね」という話になったんですよ。

わたしはコーチを比べて選んだわけじゃないし、メソッドを吟味したわけでもないんです。でも、そのやりとりを通じて、感じたのは自分の中に眠る女性性・男性性とか、表層に見える以外のことを問題にしないコーチもいるんだな、やり方・方法だけを教えてくれるのが普通のコーチなのかな、色んな人がいるんだということでした。

 Q3. コーチングだからと、工夫したり準備することはありますか?

 初めの10ヶ月は、コーチングの時間を確保するため、半休を取っていました。「わたしがいないと、どうしても進まない」仕事回りはなく休める環境も用意できていたし、のっぴきならない状態に「今ここだ、休み取るのは。その価値は全然ある」と思いました。「仕事としても私自身としても、放っておけない」そういう気持ちがなした業ですね。

身体をひらくことを、教えてもらったことが、すごく大きいんですよ。そのことによって、昔のこと思い出したりするように、なったんですよね。自分の中の時間を逆回しして、自分を取り戻しつつある感じで もうちょっと、戻しきれなくちゃいけないという感じがしているからコーチングのある日と、それ以外の日が、全然シームレスなんです。

「二週間に一回が、いい目安になります」とか「宿題がんばってます」とか、そういう話じゃなくて、しっかり時間を戻しきるまで、「みきさんがいて普通」の生活です。だから、みきさんは二週間に一回「道外れちゃっていますよ」とネジ巻きに来る人です。その間、色んな事があったりなかったり、わたしもふらふらしているような感じもするんだけど、話している内、意外と自分の中に潜れて取り戻せて、じぐざぐの、尖がったところにいるみきさんに「今、こんな感じですよ」と言ってもらいながら、螺旋階段をゆるく降りていっています。

多分、下に降り切ったら、ピョーンって跳ねていっちゃう気がします。時間を戻し切った時、「そこからもう一度、私が始まる」となったら初めて、みきさんを第三者として認識するみたいな…。もちろん今も第三者なんですけどね。

 Q4. コーチングを通じ、あなたは、どんな風に変容されましたか?

 「こういうことがあったから生き辛い」というより、生き辛さは感覚なんですよね。自分が抱えているざわざわ感、「これでいいのかしら」不安感があって、その理由がよくわかりませんでした。若い頃かなりあったんだけど、年を重ねると、それなりにそういう気持ちにも手垢はついてきちゃうんだけど、なくなったわけではないから、違和感として持ち続けていたんです。

「わたしがいけないんだ」と思っていたから、「今こういうざわざわ感を感じるということは、わたしは適正ではない。もっと正しい自分にならなくちゃいけない。この場所に適正なわたしでいなくちゃいけない」という違和感を、ずっと抱えていたんだと思うんですね。それが「子供だったから、生き辛かったんだ」と、理由が分かりました。
 
どうして、子供のわたしが、運転席(比喩)に、座らなくちゃいけなかったかも、分かりつつあります。まだやっぱり、子供の自分の話を聞けてあげていない時があるから、時々、子供のわたしが、運転席に座って、ハンドルに手をかけている気はします。練習中ですね。

それから、コーチングを実際に始めてから、「身体をひらく」の意味が分かるようになりました。つまり、「ちゃんと自然と対話する身体/明け渡す身体になる」、そんな感じなんだなと思っています。もっと身体を自然・大地・地球とか、そういうものに、ポーンと投げ出して、それによって、「これだっ」ていう自分の感覚を、増やしていけたらさらに、身体をひらいていけるんだと思います。

「山が神様」というのは、みんなが人並みに持つ感覚かと思うんですが、今、近所の山奥の温泉に行く時、身を投げてしまいたい位、新緑がすごいんです。その緑の中に、藤の紫がふわんとあって、すごく深くて、思う存分ボーっとしたくなるし、恐ろしいくらい、引き込まれそうになる、その感じが「身体がひらく」方向だと思っています。

今は、最低限「骨盤に座る気持ちよさ」が分かった位で、まだ「身体をひらく」というほどは、ひらけてない、頭がリードしてきっかけをつくっている、そういうレベルかなと思っています。ただ、結局骨盤に座る方が、気持ちいいんですよね。運転席に、子供の自分が座っている不安定さとは、やっぱり違うんです。練習したら、「あ、今ここで、骨盤に座った」という感覚が持てて、気持ちいいことを体感してしまったので「こっちの方がいいよね」と、身体がひらく方向を感じ取れるようになってきました。

 Q5. 最後に、私はどんなコーチ・人ですか?

無味無臭で色もついていない、水のようなコーチです。ペットボトルに入っている水ではなく、川のような水、湖のような水、海のような水、多分に私の受け取り方なんだと思うんですけど、その場その場で姿を変えていく水です。静かな水面は、鏡のように、自分の顔も映しますしね。どどっとすごいエネルギーも持つし、という感じで。

水は、誰でも飲まなきゃいけないし、味がないから、嫌いな人はいるかもしれないけれど「コーヒーは飲めない」や「ビールは飲めない」そういうのとは、全然違います。みきさんに、会う前と会ってからのギャップはなくて、思っていた通りでした。

身体をひらき始めると、違う次元に飛べますね。より自分らしくなり人と比べて、自分の位置を決めなくなり、人に合わせる必要も意味もないと、獲得じゃなくて、感得できるんじゃないかと思います。知らない自分がいっぱいいたから、自分を連れに戻って、ここまで、結構歩いたような気がしますね。

「身体をひらく」は、体験して、ハッキリ意味が分かるようになると、みきさんの言葉を、生かし切れるようになっていくと思います。「朝五分早く起きる」「忘れないようにメモ」といった話とは、話が違うので、自分が実感できるようにする一手間は、あるかもしれないです。

わたしは、骨盤に座ることから、始まって、それは誰でもできることだけど、そこに座るものがあることすら知らない・忘れていることがありますよね?まず、座ってみることが大事で、それを思い出したり感覚で覚えて、感覚を実感していくと、みきさんの言っていることにもっと耳を傾けられるように、なるんじゃないでしょうか。

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