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こんにちは、吉野実岐子です。

五感の中で、一番取り戻すのが難しいのが、味覚だという説があります。味覚は音や色など、他の四感からの影響をうけやすく、例えば、同じものを明るい部屋で食べると味を濃く感じたり、騒がしいところでは、薄味に感じたりするので「取り戻せたかどうか」が、まず分かりにくいのです。

(それを逆手にとって、例えば、明るさを増すことで、塩分・糖分などを減らすこともできます。ただし、明るすぎると、食べるスピードが早くなります)

超激辛料理をたべて、その辛みという刺激を「おいしい」と認識する人を不思議に思ったことは、ないでしょうか?残念ですが、刺激を美味しさと取り違える、繊細な味は分からない舌になってしまっているのでしょう。

10歳までに美味しいと感じた味を「おいしい」と認識するという説もありますし、味覚は、舌から舌へ継いでいくしかない、頼りないものでもあります。

そうはいうものの、やはり、辛み・糖分・塩分などの刺激を減らして、「育てながら食べる」を実践していくことは、味覚をかなり取り戻してくれるでしょう。

もし、何にでもコショウをかけるとか、何にでもマヨネーズをかけている人は、何にでもかけることは、やめてみてください。見た目が豪華でないと、かわいくないと(例:キャラ弁)、食べられない人は、見た目がカラフルでなくても、「おいしい」ご飯がたくさんある可能性に、自分をひらいていきましょう。

日本全国、同じようなスーパー、同じような建物が並び、同じものが手に入り、どこを切っても金太郎飴という色気のなさに、あなたからは一線をひきはじめませんか?

ネギなどちょっとした薬味を育てたり(買ってきたネギの根っこをコップに入れ、水を注ぐだけ)、糠床のように「育てながら食べる」ことで、家庭の味をつくっていくことを、大事にしませんか?