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事務職の41歳の女性がご協力くださいました。インタビュー当時、コーチング歴は2年です。

 Q1. コーチングを始めた経緯を、教えて下さい。

やっぱり、みんながみんな「何かもう少し考えなきゃ」と思い出したのが、2011年3月11日 からだったと思うんです。来年40歳という節目を前に、毎日「今日も、何とか過ごせた、帳尻さえ合ってればいいと、いっぱいいっぱいの状態で、このままずっと生きていって、大丈夫なのか。今後、どんな自分で、どんな風に生きていったらいいだろう」と考え始めたのが、東日本大震災の後からでした。

毎日終電ほど、ひどくはなかったけど、精神的に緊張状態が続く中で、体調がガタガタになりそうな仕事が迫っていて「わたしに白羽の矢が立ちそうだ」と思っていた時、友人のブログを通じ、ワークショップの案内を知りました。「こんな人に向いている」にドンピシャだったので「ようやく休みが来たと寝転がっているより、出て行ったら何か変わるかもしれない」と出かけていったのが、始まりです。

何か参加して「いやぁよかった、終わり」と、次が続かないのが嫌で、ワークショップ・単発コーチング・Be Peaceを続ける内、会社を辞める踏ん切りがついて、「どーんと自分の生活が変わる時に、ちょっと継続して助けてもらおう」と、コーチングを申し込みました。

会社で受けた、ソフト開発→SE・営業にマインドチェンジする研修の中にも、主任になる準備で受ける、ヒューマンスキルアップ系の研修の中にも、コーチングは入っていました。会社にコーチもいましたが、利用したことはありませんでした。コーチングが何かは、理解していなかったけれど、「自分の中に何もいれたくない。自分は自分。こういう風なもの」とガチッと固めた感じから、少し解れていた頃でした。

今、振り返ると、あの最初のワークショップで「○○に戻る」というのが出て「わたしのいたい場所はどこなのか、今ハッキリ分かったんだから、そこでいいじゃない」と、関東で転職する選択肢を押しのけられたことが、最後の一押しでした。ずっと嫌いだった○○に、住みたいと思っている自分を発見したことは、一番の驚きでした。

あの瞬間は、映画『アナと雪の女王』のエルサが歌いながら、歩いていく、あの有名なシーンの感じでした。それまでずっと、自分の力を人に知られないように押さえていたのを、「もう存分に使って生きていきます」という、シーンですよね。「よし、○○に戻っちゃおう」と決めた瞬間、全部思い切って「じゃあ、会社も辞めちゃおう、次は何も決まってないけど、まぁ大丈夫だよ。引っ越しもしてしまおう。今まで抱えていたすべてを、整理しちゃおう」と思いました

Q2. 実際に経験してみて、コーチングはどんなものですか?

コーチングを始める前は「こっちと決めたら、なりふり構わず、突進する」そんなやり方で生きていました。コーチングを始めたての頃は発見がいっぱいで、問題がどんどんなくなっていくので、コーチングが終わる度に、もうスッキリ清々しかったんです。

ところが、ようやく自分の見たくない自分が見えてきた時に、やはり見たくないものだから「ずっと気分が悪い、気持ちが悪い、どうこれと向き合って行けるだろう」と。要は、自分から、逃げていたので「今日コーチングで、どんな話をしたらいいんだろう」と「会社に行きたくない」と同じ感じで、思っていたこともありました。

最初は、こんなにゆっくりじっくり生き方を変えることは、考えていなかったけど、ぐるぐる螺旋階段を回っていって、同じところにいたようで、今見直してみると「変わっているんだ、すごい」と思います。鈍感だった身体も、ちゃんと正常になりつつあるし、身体にどんどんフォーカスしていっている自分になっています。生き方を変えるのは、時間のかかるものなんですね。

コーチングを始めると決めた頃は「寝てしまったら、朝起きられない」と毎日仮眠で、日の光を浴びればリセットされるというから、東の窓をカーテン閉めずに寝ていたり、便秘で一週間トイレに行って出していなかったりしました。少し前は「よくやっていたな」と振り返っていましたが、今は「それで、よく生きていられたな」という感覚です。

会社を辞めた頃は「これをやったらすぐ治る。これをやったら劇的に良くなった」を期待し「これをすれば、変わるんじゃないか」という丸投げの発想だったのが、今は「自分で何とかしよう」と、自分主体になってきました。正解探しも、だいぶやっていましたが、今は、問いを探す方に行きます。「どうしたらいい?」に来た時こそ「身体だろう、わたし!」って、ツッコミが入ります。

鍼灸院に行っても「首がカチーンと固まったら、どんな動きをすればいいんですか?」「会社で座りっぱなしなので、人目があり、そういう動きはできないのですが、他にどんな動きがありますか?」とまず自分を真ん中に据えて、動けるようになってきました。いい/悪いという判断に陥らず、まずは自分が生きやすいか、自分がやりやすいか、人のために自分を殺すんじゃ全然ダメと、だいぶ分かってきました。

同じようなパターンに陥りがちなわたしに「こんなやり方もあるよ」「こういう風なのはどう」と、その度に何度もコーチしてくれることで、陥りがちになりそうな時、みきさんなら言いそうな単語がおりてくるんです。もうキューって、頭の中がガチガチになってしまう時にふっと「あ、なんか今、みきさんの声が聞こえた気がするよ」って。

Q3. コーチングだからと、工夫したり準備することはありますか?

Evernoteに思いついたこと・身体のこと(起床時間、睡眠時間、食事内容、頭痛薬をいつ飲み、この辺がこんな感じで痛かった等)をメモしています。それを見直して、前日準備シートを書いたりしています。

「Evernoteなんかを活用してみるのはどう?」と ポロッと声をかけてもらうことが何回かあって、「そういえば前から気になっていた」と実際使ってみると「これはいい。面白い」となって、続いています。

いつもいつも「身体のこの部分が痛い。あっちが痛い」と言っているのに対して、色んなアドバイスして頂いて、自分の身体の割に「なぜわたしの身体はこうなるんだろう」が分かってなかったのが、段々と分かってきたんです。こんなヨガのポーズが効くとか、一番最初のとっかかりから、優しく丁寧に教えてくれるので、それも続けています。

身体を緩めるワークを、色々やっていたじゃないですか。それを続ける内に、いつの間にか自分がこんな風に変わってきたと、話しながら、本当にそう思います。How to以外のところから始まって、How toよりも奥に入って「身体にフォーカスするって、こういうことよ」という話をしてもらえるから、自分の身体を、面白がれるようになりました。

二年前は「わたしこんなひどい生活しているのよ、ハハハ」と、ハイになっていました。繁忙期に「何時間寝てないんだ」と、自慢し合うような、あの感覚に近いものがあって、「一週間トイレ行って出していないのよ」と、ハイになっていました。

二年前と今、決定的に違うのは、身体が鈍感だったことです。便秘もコーチングを始めた頃は、コーヒーエネマとか色々試してみて、今は一日二日も経つと、胸から下が詰まってる感覚に「あ、トイレで出していないからだ」と、気づけます。実際出してしまうと、トイレから出てくる時、お腹がスッキリするのは普通なんですけど、重かった肩が軽くなるのが、ハッキリ分かるようになりました。「便秘で肩こりになるとは思わなかった」と、実感しています。

Q4. コーチングを通じ、あなたは、どんな風に変容されましたか?

新入社員研修を、事務局側として見ている時、ものすごく自分が変わったと感じます。キャリアプランにコメントをつける時、わたしの方から言いたいことがいっぱいあって、メモ帳にいっぱいメモしたのを見ながら、アドバイスができる自分、言葉が出てきている自分が信じられません。相手が受け取ってくれるかはあっちに置いといて、伝えられると、広がりが出ますもんね。

「何があっても、自分の身体本位で生きていく」と、決められたのが、今年の二月くらいですよね。「どんなことがあっても、自分の身体が最優先」と決めてからは、同じ螺旋階段を、ぐるぐるしていることも、気にならなくなってきました。

「現実逃避をしていますね」と言われた時には、ぐさっと来なかったけど、文章として見たら、ガクーッと落ち込んだこともありました。それでも、コーチングを受けるのは、生き方を変えたいんですよね。見ないように、知らないフリしていたら、いつまでも変わらないままなので、しばらく横に置いてみて、ちらっちらっと見ながら、これが今までの自分なんだと見ていきつつ、未来に向かって、変えていくというより、受け容れていっています。

わたしの期待する「理想的なわたし」は、定時出社し、残業しないで、ほどほどで切り上げて、スポーツジムみたいなところで一時間くらい汗を流し、家に帰ったら、ご飯を食べお風呂に入り、朝は早く起きてという規則正しい生活です。そんな風に、色々やりたいと思ったことはあったんです。今、ピラティスも始めているけれど、理想は、全身運動で身体にいい、部活で慣れ親しんだ、水泳をやりたかったんです。

だけど、現実には「泳ぐのは今、きつくて無理だよ」と身体が言っているので、「じゃあ何もしないままより、こんなのはどうだろう?」とピラティスをやっています。理想の私は、頭の中にあったけれども徐々に、できる/できないに拘らず、頭じゃなく、身体に「どういうことをしたらいい?」と、聞いてみるようになって来ました。

Q5. 最後に、私はどんなコーチ・人ですか?

本当、的確に「今現在、困っているわたし」というところを、手当てしてくれる、鍼灸院の先生のようなコーチです。身体も含めた感覚の方を、強く認識させてくれます。みきさんの声は、とってもわかりやすくて、耳触りがよく、頭の中にすーっと入ってきます。

ほわほわと包んでくれる感じがして。スカイプで、相手の顔が見えていないから、言いにくくなる、詰まっちゃう時も、ほわほわっと救いの手を出してもらえるから、とにかく話しやすいです。卵色の優しい柔らかい色や、たんぽぽの柔らかい部分みたいな、ほわほわ感です。

兄が閉塞的な方に行っていた時、開いていくという点では、みきさんのコーチングを受けるといいんではないかと思って、わたしがお金を出して、兄に受けてもらったこともありました。

自分から働きかけることで、体育系ではなく、身体にフォーカスすることが、すーっとできてくる人が、みきさんだなぁって、思うんです。身体=体育会系と思っちゃう人は、わたしも含めて多いと思うんです。

全国各地で、マラソン大会が大流行の様子を見ていると、みんな「身体にフォーカスしたい」という意識はあるけれども、やり方がわからなくて、身体を鈍らせてしまう、都市でのマラソンに、行ってしまうんだと思うんです。そこを、正しくコーチしてくれるのが、みきさんという感じがします。

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