急に気温が下がる時。

こんにちは、吉野実岐子です。

ジェットコースターのように、ガタンと気温が変わる時、みなさんは思った以上に、疲れています。特に、暑いからと、たくさん外出しだり、がんがん冷やして身体を鈍らせ、力をつけようという名目でたくさん食べて、さらに身体が鈍ったりした後、急に気温が下がると、がくっと不調になることもあるでしょう。

暑い時期は、外出をとことん減らし、壁に張り付くヤモリや板の間にはりつく猫を真似て、じぃっとしてただ身体や空間の変化を感じて、過ごしましょう。今日ここでは触れませんが、じっとできない身体というのは、大いに問題です。そして、少し涼しくなったら、あたたかいおふろに入ったり、アロマオイルをつかって、マッサージをしたり、いつもの倍ストレッチやヨガをしたりして、入念に身体を整えましょう。

「何かやらなくては」と、行動にはしるのは、老子のいう「みだりに行動して死に向かう者がいる。それはなぜか。生きることに執着しすぎるからだ。」が、理由です。じっとできずに、何かやらないと思うみなさんは、心の面では、生きることに執着しすぎています。

「生きることに執着することを妖祥(わざわい)といい、欲の心が気持ちを活動させることを頑張りという。」(『老子』 老子著、 蜂屋 邦夫訳、岩波文庫、2008年 、p251より)

老子はこうも言っています。

「欲望の穴を開き、欲望のいとなみを行っていけば、一生、癒されることはない。微細なものまで見定めることを明といい、柔弱さを守っていくことを強という。知恵の光を働かせ、明の状態に立ちもどれば、わが身に災いが降りかかることはない。このことを、恒常の道に順う、というのだ。」(p238より)

この夏の暑さを気に、身体への好奇心を育てながら、微細なものまで見定められるご自身へと、変容していきませんか?