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おはようございます、吉野実岐子です。昨日の京都は、久々に雪が舞い続けました。

ちょこちょこ手帳にイラストを描いて、メモする習性があるのですが、フリクションペンだと消せるけど味気ない、デスクペンだと書き心地はいいけれど、時間はかかるというわけで、イラスト力アップしたいなぁと思っていました。

そしたら、建築家の山田雅夫さん(なんと、母校の先生でもありましたが!)が主催する講座をみつけ「あぁ、これだ」と、出かけてきました。イラストを描くような講座・教室・ワークショップは山ほどあり、絵具メーカーが開催しているもの・画材店が開催しているものなども、かなりチェックしたのですが、どれも求めているものと違っていました。建築家の方のスケッチ、あの手際の良さと凛とした感じ、そこがわたしが目指す方向に近かったのでした。

講座では、線描しないで、いきなり面を塗って「30秒で書く」練習を何回もしたのですが、輪郭をとらずに、いきなり面を塗る方法も、とてもわたしに合っていました。例えばこちら、建築家の方のものではありませんが、わたしの愛するイラストのひとつです。いつもうっとりして、見ています。

聞いていてうれしくなったのは、山田雅夫さんが、学生時代に、色々な質感の紙を10万円分、約80枚ほど買われて、同じデッサンを繰り返して、発色やペンとの相性、対象物の表しやすさなど、確認されたというお話です。ウォーミングアップにあたる、ゆでたまご練習法(勝手に命名)もシェアして下さったのですが、今でも高校野球や箱根駅伝をみながら、ひたすら1000枚くらい、書き続けていらっしゃるそうです。

basicpractice

プロは、ホルベインの108色の絵具を使うことにも驚きました。三原色だけ手元において、色は自分でつくったりするのかなと、真逆の発想をしていました。弘法筆を選ばずかと思ったら、道具を選び抜く大切さについて、お話もあって意外でした。取り急ぎ、わたしの毎日のイラストには、デスクペンに代わり、教えて頂いたヌーベル ピグマグラフィック 0.3mmが登場しています。

さらに、学校でも習わないけれど、実はささっと面のスケッチをするには、平筆がオススメと使い方を教えて頂きました。無論、こちらも教えて頂いた、名村大成堂さんの名村水彩筆CNクリスタル軸6号(フラット・茶ナイロン)を、素直に買い求めました。

画材屋さんは好きで、ちらちら見ていました。手芸屋さんとちがって、じっくりふむふむと見られます(笑)。それなのに、どちらも初めてみることに不思議を感じたのですが、置いてあるコーナーが「デザイン筆」や「コミックペン」なんですね。今まで、素通りしていたコーナーでした。「そうか、そこか!」と膝を打ちました。

今は毎日、ゆでたまご練習法をしています。何事もひたすら基礎です。岡倉天心は「未完成のものを、自分のこころをもって完成させるのが、日本の美」と言いましたが、あらゆる練習はそれと同じですね。未完成が完成になるそのプロセスに、美があるのです。みなさんは、日々どんなウォーミングアップをして、美をふりまいていますか?