名前を呼ぶ。

おはようございます、吉野実岐子です。

「みき」というわたしの名前は、日本では驚かれるような珍しい名前ではありませんが、スペインでは「音が男の人っぽい」と、男性だと予想されたり、アメリカでも、なじみが薄い名前のようでした。

そういう新しい名前のとき、人は必ず、一音一音を大事に愛情込めて呼んでくれます。わたしはアメリカ人の友人が、本当に一音一音愛情込めて呼んでくれた「みき」を、忘れたことはありません。文字をなぞるように、にっこりしながら、丁寧に発音してくれたそれは「この世界へようこそ」と言ってくれていたし、わたしも彼も大きな愛の一部に過ぎないことを、表現していました。(恋人ではないです)

日本では姓の方を呼ぶことが多い日常かもしれませんが、どうか、あなたの愛する人の名前を丁寧に呼んであげて下さい。それだけでちゃんと「愛している」と伝わります。どんな状況でも、相手は居場所を得ることができます。

難民の受け入れについて、ニュースでいろいろ言われていますが、どうかすべての人間と接する時に、名前を大切に呼んであげてください。それは相手にとって、忘れられない経験になります。辛い時、相手の心の中でよみがえり、ぽっと光を灯してくれる体験になります。