自制心(三)

木村伊兵衛展、行かねばと思っています。おはようございます、吉野実岐子です。昨日の続きです。

子供の自制心を育てるには、子供の面倒を見る、すなわち適切な制限を加えて、つかんだり放したりするバランスについて学ぶ機会を創っていくことだと、お伝えしました。また、それが学ぶ機会になるためには、親が自分と心から一緒にいてくれると、子供自身が感じ取れるように、親自身が生きていくことが要だとお伝えしました。

同時に、より大事なのは、たとえそれができていなくても、「そうしよう」と真摯に在るあなたを見せることで、恥とは何かを知ってもらうことです。恥とは、不完全でいいという許可に他なりません。ここも多くの方が、捉え違いをしているポイントでしょう。親も自分も不完全であると知り、受け入れていくとき、何かに心酔したり、信仰する盲目さから、子供は距離を置くことができます。

夫婦喧嘩も、どうぞなさってください。そして、互いに本当の気持ちを表して、もつれた糸をほぐしていく様を、見せてあげてください。争い事を避けるのではなく、争い事とは先に解決が待っているものだというお手本になってください。健やかに怒りを表し、対立から和解までを見せることで、子供は「つかむ」「放す」を繰り返す中で生まれる怒りを健やかに感じながら、自制心を身に着けていけます。

親のあなたがすべきは、怒りのど真ん中に立ち、怒りを健やかに表し、また和解までオープンに見せられるように、ご自身を育てることです。