安全な器。

昨日から、二十四節気では「啓蟄」に入りました。虫ももぞもぞ動くときです。おはようございます。吉野実岐子です。

わたしたちは小さいときから、ゆっくり親への依存度を下げていきます。2歳のイヤイヤ期から始まって、何度もちょっとずつ反抗しては、自立を試みて、ゆっくりゆっくり、依存度を下げていくのです。これは、ゆっくり行われるべきことです。ある日突然回路を立つようなやり方や、促成栽培を試みるのは、大変不健康です。

多くが反抗期に入る高校生の頃、ロックミュージシャンにはまったり、小説について友達と熱く語ったり、恋人と12時間も電話してみたり、色々しながら、親に代わる自分にとって安全な器を探します。(この時期だけそうするのではなく、これもやはり潮の満ち引きのように何度も、度合いを増しながら繰り返されます)

好きなことを仕事にするといい点があるとするなら、好きなことという安全な器から、社会に関わっていける点でしょう。好きなこと・好きな世界観は、いつでもそこにあって、あなたが少し休憩したり、勇気を出すことを助けてくれます。

そういう意味では、お子さんが穏やかに社会に出ていけるために、危険極まりなくはない冒険をするために、好きなことはたくさん見つけてあげてください。そして、そこを手掛かりに社会へ出ようとする時は、目いっぱい応援してあげてください。即ち「結果を出せ」なんていわず、一歩を応援してあげて「目一杯やっておいで」と言ってあげてください。そうすると、陳腐な結果以上のものを、その子が受け取れます。