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名張では、桜がほころびる前から、急に羽虫がどさっとあらわれ、それを餌にするツバメがビュンビュン飛び始めて、蛙もゲコゲコ鳴き始めたのでした。おはようございます。吉野実岐子です。

少し前に、季節外れではありますが、玉ねぎを買いたくて探していました。そしたら、旬ではないのに売っていたのです。玉ねぎで有名な淡路島産ですが、添付されていた書類には、品種について書かれてありました。

玉ねぎと一口にいっても、極早生玉葱(品種名:春一番・レクスターなど)/早生玉葱(品種名:七宝)/中生玉葱(品種名:アンサー、オメガ)/晩生玉葱(品種名:もみじ3号、もみじの輝)等々があるそうです。

例えば、本来の旬の時期に出荷されている中生玉葱(品種名:アンサー、オメガ)は水分量も適度で、一方、早生玉葱(品種名:七宝)は、水分量が多くとても甘いので、スライスにして食べるには最高で、お味噌汁に入れると、他の玉葱では味わえないトロリとした食感を味わえるといった特徴があるそうです。

わたしの手元に届いたのは、長期保存を目的に生産されている晩生玉葱(品種名:もみじ3号、もみじの輝)で、2016年は大凶作だったとのことでした。知りませんでした。そこから、改めて品種改良について、考えを巡らせ始めました。

遺伝子組み換え食品賛成派は「”よくある品種改良”だって、同じじゃないか」と考えるようです。「みんな種なしぶどうとか、喜んで食べているじゃないか。あれだって、遺伝子いじってるんだぞ」と、発想するようです。

そもそも、品種改良という目的のために、遺伝子組み換えや交配などの手段があるといえるでしょう。

遺伝子組み換えは「こういう機能だ」と判っている遺伝子を、目的によって組み込んだり排除する技術です。トマトとサソリやヤギと蜘蛛のような異種の間でも可能で、歴史が浅い技術です。遺伝子組み換え作物で有名な企業は、もともと枯葉剤を作っていたら、戦争が終わってしまって在庫が余ったから、除草剤にして売り出して、さらには除草剤をかけても育つ品種を遺伝子組み換えで作りだして、両方売れるようにした背景を持っていたりします。

一般にいわれる、”よくある品種改良”では、突然変異種を見つけ出したり、違う品種と掛け合わせたり、化学薬品を作用させて、目的に近い遺伝子が生まれるのを、10年単位を目安として待つようです。異種間ではできない、歴史が長い方法です。

季節外れの玉ねぎのおかげで、ここまでは頭の中を整理できました。