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昨日から、光の月、6月ですね。おはようございます。吉野実岐子です。

東京にいたときは、クリスマスやヴァレンタインや大晦日のような、人の思念による行事が目立って感じられていました。京都にいたときは、二十四節気にあらわれるような季節の移り変わりを、一番感じていました。

名張に来て、光をすごく感じられるのです。秋分や冬至や春分といった、天体の動きを、一番際立ったものとして感じます。人間社会のことでも、地球上だけのことでもなく、地球と太陽と月の関係が、一番沁みてきます。他の星や惑星と一緒に、地球は宇宙に浮かんでいるんだなと、うれしくなります。小学生のときの感覚に、成熟したわたしで戻れています。光がドーム状にわたしを包んでくれてる感じがあって、あの頃よりずっと安心して、意識をひろげられます。

温度や湿度などの条件が揃えば、秋にもたんぽぽもおおいぬのふぐりも咲くし、平野部で桜や杉花粉の季節が終わっても、山間部ではまだなのが見てとれ、それは花粉症の痒みでもわかりました。

季節もまた人が見出したことなのだと、その人工的な手触りにハッとしています。ゆえに、一時期は人間社会との距離をうまくつかめなくなりました。でも、掛け時計を置いたら、a)人間社会との距離 b)地球上のいのちとの距離 c)宇宙の中の色んな天体との距離を、調和した状態で感じられ、感じだことを情報処理することができはじめ、ホッとしています。

例えば、午後4時を日の光で感知するとき、主にc)を感じます。午後3時頃から日暮れに向け徐々におおきさをますカエルの声は、b)を感じさせてくれますが、気象条件によってもかなり左右されます。例えば、急な真夏日には、鳴き始める時間は遅くなり、鳴き声もソロでいくつかからスタートします。涼しくて過ごしやすい曇りの日などは、昼も鳴いています。こんな風に「時計」としては、頼りないのですが、暑さ凌ぎには一番です。カエルの合唱が広がるにつれ「あともう少しで日がかくれる。すずしくなる。がんばろう」と思えます。真夏に竹林から聞こえてくるヒグラシにも、同じ贈り物をいただいています。

そんな中、掛け時計をみると、面白いくらい一気にa)を感じます。急に「午後4時か〜」と学校帰りのような気分になり、上二つとは全然ちがうフィールドにつながったのを感じます。

実際にはa) b) c)に同時にアクセスしてバランスを取りますが、どれも本当に大切な感覚です。人間だからa)はすごく大事だし、何と言っても生かされている身だからb)には感謝ばかりだし、c)はよりよいバランスへ導く自分らしさでもあります。小学生のとき、なりたい職業は、作家→宇宙飛行士→天文学者と変遷してきましたから。

光を感じながら、天体の動きを知識でなく実際に感じながら、地球と人間社会ともつながれて、我ながらとてもいいバランスになってきました。これからの自分が楽しみです!