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おはようございます。吉野実岐子です。

今住んでいるところから比較的近くに「秘境」と呼ばれる場所があります。(「近く」という感覚は、メルマガに書いたように、都市部におけるそれと異なります

でも、住んでいる人は「秘境」なんて思っていないわけです。「秘境」は、あくまでも大都市を中心に置いた、大都市で容認されている欲をガッツリ◎としたからこそ、展開する発想であり表現です。

「秘境」からみたら、大都市はきたなくて穢れていてチカチカする、どうしようもない、何だか刺激に満ちているヘロヘロに疲れるところでしょう。名付けようがないでしょう。

でも、大都市からしたら「秘境」と名付けられるのです。それは大都市が寛容だからではありません。限度を知らないという、自然の摂理に反した欲望が溢れかえっているから、どんどん取り込めるだけです。映画『千と千尋の神隠し』に出てくる、カオナシのように、どんどん取り込んで、名付けていけるのは、欲望を中心として、取り込んだものは決して中心にはしないからです。

かつて大都市在住時「秘境」に憧れたことを、そのcentralismを恥ずかしく思っています。大都市はゴミ箱の中のようで、「秘境」はすこしだけ地球のそのままの姿が残されているだけに過ぎないからです。