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おはようございます。吉野実岐子です。

新生児の皮膚は、体重の20%もの重さになると言います。触覚は視覚などと比べると、情報処理のプロセスが単純で直接的です。後者は、大人になってからも変わりません。

ワークショップの際、綿や麻など天然素材100%のものを身につけていらっしゃるよう、お伝えしています。このことを軽視しそれを正当化する方もいますが、見つからないなら、それはご自身の買い物のパターンに問題があると自覚しましょう。例えば、綿100%のジーンズなども、何枚もいくつものメーカーが出しています。普段からアンテナを立てず、皮膚感覚を軽視しているから、いざ買おうとしても見つからないだけで、物はちゃんと存在しています。

きちんと汗を吸ったり、すぐに乾いてくれる天然素材のものは、皮膚感覚を麻痺させません。皮膚感覚を麻痺させる化学繊維のものや動きを阻害するような硬い生地の物は、免疫機能を低下させ(唾液成分が変化)、ストレスを増やし(尿内のコルチゾールが増加)、体温調節を阻むことで自律神経を失調させていきます。

「着て直後は不快でも、その後は慣れるから」と思う方もいらっしゃるようですが、単に麻痺しただけで皮膚から脳への刺激は変わらずに続いています。免疫は低下し続け、ストレスは増え続け、自律神経は乱れ続けるのです。その結果、集中力が低下したりして、コーヒーがぶ飲みで「コーヒーが好きなんだよね」と正当化したりして、どんどん自分の機能を自分で乱し、奪っていくのです。ついでに地球上のあらゆるところで作られたコーヒーが、鳥の邪魔をするかのように空輸され続け、その燃料は掘らなくていいところを掘ってつぎ足されるわけですから、地球は荒れ放題です。皮膚感覚を鈍らせると、地球の異変を知り自らを正すのではなく「エチオピアの特別なコーヒーが近所で飲め、しかもすごくおしゃれな空間で、たった一杯で自分を良い気分にできた。いながらにして、リーズナブルに幸せになれて、そんなわたし賢い」という認識になります。幸せではなく満足ですし、賢いのではなく小賢しいだけです。

汗だくなら、赤ちゃんのように、服をかえればいいのです。服をかえる暇もない生活なら、生活設計を見直す必要があるのです。服をかえてもかえても異常に暑いなら、そんな地球にした自分たちの世代と先人たちのあやまちを心に刻み、そのあやまちを正していくのが、人の生きる道です。本来、わたしたちは、皮膚で地球の異変を知ることができるのです。