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サンシャワー展(森美術館ほか)に行けてよかったです。おはようございます。吉野実岐子です。

田舎の面白さのひとつは、末端がみえることだと思います。例えば、東京など大都市で話題になったブランドには、いくつものメディアにのり、行列ができ、でも回転も早く「そういえばあったね、あれどうなったんだろう?悪くなかったよね」と思えるものがあります。

そうしたブランドが大都市では少ない店舗は着実に持ちながらも、あの勢いを失った先でどうなったかというと「こんな田舎では鳴り物入りでやってきている、しかも田舎でしか知られていないブランドとコラボしている」といった「あれどうなったんだろう?」の続きがみえるのが、面白いです。

田舎だとそんな話題の製品にとびつく若者もいないので、コラボ先もおばあちゃんおじいちゃん受けする渋いブランドだったり、だからこそ商品やサービス自体は平板になっていて「よくあるものになってるよ。それコラボする意味あるの?」とツッコミたくなりますが「おじいちゃんおばあちゃんにとっては、そのブランドしか知らない(認めない)」ので、コラボする意味があるんですよね。

そういう今までにない流通経路が見えてくると、都市で創られたいろんな仕組み(ブランドの裏にも仕組みあり)の先が、手拭いのように切りっぱなしになっていて、その切りっぱなしの先がどんなものに触れていくのかを見せてくれる様は、面白く感じます。「なんであんなに綿密につくったのに、浸透しないんだろう?」と、都市でシステム作りを頑張るみなさん、その答えは田舎にあります。

限界/適用領域の設定がしきれていないと、その先はせっかくはったネットを超えて、その先のフェンスに絡まる朝顔のように、思わぬ展開をしたりするし、その手を入れきれなかった0.1%が、結局つくったシステムを壊すというか、より大きなシステムに属していくという実は予定調和の道を辿らせるというか、その辺りをまざまざと見れるのは大変面白いです。