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オンラインワークショップ「あんぜん3部作第3部:生まれてしまった」のお申し込みは、とうとう今夜21時までとなりました。たくさんのお申し込みをお待ちしています!おはようございます。吉野実岐子です。

昨日の補足ですが、社会階級の違いが、メチル化のパターンの特徴と、明確に結びついていたという研究報告もあります。赤ちゃんがお腹にいる間、母親がいた環境の過酷さが、メチル化のパターンを変えることも判っています。胎教の話などと、結びついてくるでしょうか。お母さんが安全を感じられる環境で過ごしながら、出産にのぞむ大切さは、昔から繰り返し言われてきましたよね。

さて、ミネソタ大学が、2000年頃まで約30年にわたり、180人の子供とその家族を追い続けた研究によれば、母親の性格・誕生時の子供の神経学的な異常・子供のIQなどは、少年期に入った子供が、深刻な問題行動を見せるかどうかを予想するファクターにはなりませんでした。予想するファクターとなり得たのは「親が子供に対してどう感じ(例:うちの子は弱い)、その子とどう接したか(例:生活のあれこれを予定通り済ませることが先といった、柔軟性のない態度)」でした。(養育者の柔軟性のなさは、子供の緊張を生んでいきます)

さらに、エミー・ワーナーの研究(698人の子を40年追い続けた)によれば、大人になってからのレジリエンス(逆境から柔軟に回復していける力)は「子供が2歳の時に、母親がその子をどれだけ愛らしいと評価するか」で予想できると考えられています。子供にとって保護因子となる、どの子にとっても叶えてあげられる可能性があることは、地域の団体などコミュニティーへ積極的に参加すること/親以外の養育者(先生、保育士、おじやおば等)との強い絆があること、でした。

みなさんがどんな立場にあっても、大人として今からできることが、見えてきたのではないかと思います。子供が健全なら、老人もまた健全になっていくのです。