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おはようございます。吉野実岐子です。

できていたことができなくなると、できていた状態に近づけようと、そこに理論を求め始めるようになります。そこで初めて開ける視野があります。

例えば、気づいたら日本語を話せていて、助詞の使い方を迷ったことなどなかったのに、海外で何年も暮らすうち日本語が崩壊するのです。そこで初めて、助詞について真剣に学んで、それがすごく面白かったり、いわば日本人の精神構造みたいなものに触れられたりします。あるいは、脳の使い方に関心を持ち、こんな分野があり、こんな研究をしている人がいたと感嘆し、そこから会話や人脈がうんと広がるのです。今までは何となくできていたから、人に説明できなかったのが、人に教授できるようになるのです。

そうすると、何も考えずにできていた時より、知識も能力も人としての器も、ずっと広く深く強く大きくなれます。そして次回、できないと言う状態が訪れたら、とても面白く感じられるはずです。

すべてはフラットで、どんな時もマイナスもプラスもなく、ただ次が開けているだけです。起きただけで、何かが決定付けられるようなことは、ありえないのです。