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3月なのに、夏日になってしまいましたね。おはようございます。吉野実岐子です。

「我が家は、これでいいのよ」「すぐ大きくなっちゃうから、これでいいのいいの」「子供がいるとすぐ汚れちゃうから、これでいいのよ」「引っ越したばかりだから、これでいいのよ」「好きな仕事に就く人は、一握り。ちゃんと稼いでるんだから、これでいいのよ」

皆さんがよく使っている「これでいい」をあげてみました。では、普段言っている「これでいい」を「これがいい」に変えて、口に出してみてください。どうでしょうか?

言ってみて「そう、これがいいと言いたかったの!」と思った方もいらしたでしょう。しかし、大半の人が抵抗を感じたのではないかと思います。

抵抗が大きいほど、あまりに「これでいい」に、慣れ親しんできてしまったことを表しています。つまり、心が折れた状態が、日常茶飯事になっていたのです。

「これでいい」には、納得させようとする屈することを求める動きと、そこで屈した自分を慰める動きが入っています。「これでいいのよ」とお互いにいいあって、心が少し楽になるのは、自分が縮こまっている状態を慰めあえたからです。

ちなみに、慰めが悪いと言っているのではありません。「今日も暑いですね」「季節外れの寒さに参りますね」といった会話に象徴されるように、慰め合いは一定程度ストレスを減らす効果を持ちます。つまり、慰め合いは、短時間で終えるべきものですが、その限度内では大いに行えば寿命を無駄に削らずに済む、大事な行為です。

しかし、慰め合いを必要とする、屈した状態がデフォルトになってしまうと、未来の展開の仕方は変わります。常に自分を小さくし続け、常に屈し続け、常に縮こまって、常に苦しくて痛くて辛くて、ゆえに常に惨めであることは、あなたが自分自身を生きていないという事実に他なりません。

常に心が折れた状態で、リーダーシップを発揮することは不可能です。カオスの中で、洗濯機でもまれる洗濯物のように振り回されていることが、カオスにとどまれていないということです。だから、あなた自身の変容が起きないのです。

そうすると「本当は会社を辞めたいけれど、でもこんないいところもあるし、これでいい」「離婚したい位辛いけれど、離婚後を具体的に考えられているわけではないし、あの人にはこんないいところもあるし、これでいい」と、絶望への道がエンドレスになるのは言うまでもありません。さて、あなたはこれをいつ終わりにしてあげるのでしょうか?