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5月5日(土・祝)ワークショップ「Heart Opening Moments」でお出しするお食事の材料を、ちらりとお見せします。おはようございます。吉野実岐子です。

かつてわたしが鈍かった頃、物事をイメージで捉えていました。「急行で10分です」と言われて「近い」と思えていた、あの頃です。ちなみに、事実を捉えている今は「歩くと数時間はかかるな」と思えます。

イメージで捉えていたから、例えば関西に旅に行って、一日で奈良・神戸・京都と回ったりしても、平気でした。大阪の人に「奈良なんて田舎へは行かない」といわれたり、京都の人に「週末も京都から出ない」と言われて「???」となっていた頃です。奈良・神戸・京都の人の振る舞いの違いに、微細に対応できていなかったからこそ、そんな風に大胆に動くことに、ためらいも感じられませんでした。

そして、今でもかつての私のように振る舞っている人は、特に都市部に、中でも第三次産業に就いている方に多いでしょう。バーチャルが現実を上回ってしまうのです。イメージだらけの脳内というバーチャルに、軸足を置けてしまえるのです。

バーチャルが現実を圧倒していると「家庭菜園やっているから、兼業農家なら始められる~」と思えてしまったりして、実際に就農して後悔することになります。実際に、数年前に和歌山で「オーガニックの農業はかっこいいといって、若者がたくさん来て、みんなひぃひぃ言ってる」と聞きました。農家さんは、日に何度も作物を見に行っているわけですが「放っておけば大丈夫じゃないの」なんて、バーチャルが現実を圧倒している人は、思えちゃうわけです。

バーチャルが現実を圧倒した状態が基本にあると、頭だけシュルシュルッと動いている状態、つまり野ざらしの武士の首みたいになって喋っている状態を「今、自分は調子が出てきた。いい感じだ」と認識します。ところが、それはハートと全くつながっていない状態なんですね。自分の感情に全く気づけていないまま、頭だけシュルシュル動かしていると、周りとの齟齬が生まれていきます。

周りからは、あなたの感情は見え見えなのです。明らかにプンプン怒っているのに、自分では「いや、そんなこともあったけど、言われるまで忘れていたし、忘れられるくらいの小さなことです」と言えてしまったりします。周りはあなたが怒っているからという前提で接するのに、あなたの認識がそれでは、会話も対応もかみ合わなくって、当然ですよね?

さらに、野ざらしの武士の首状態は、当然ですが、100%人に「こわい」という印象を与えますが、本人は気づけないので「自分は威厳があるのかも」なんて、とんだ勘違いをしていたりします。こんな風に、周りとの齟齬が生まれていくのです。