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アシナガバチが何度も巣を作るため、気温の低い早朝か夕方に、ベランダを隅から隅までパトロールしています。おはようございます。吉野実岐子です。

何かあると「失敗は誰にでもあるんだから、そうしない仕組みを作れば良い」「そうしていける仕組みがないだけで、あなたは悪くないよ」のようにおっしゃる方がいます。

でも、仕組みは誘因にしか対応しません。「靴をきちんと揃えて脱ぐ仕組み」「お酒を飲まずにいられる仕組み」「人の名前を一発で覚えられる仕組み」など、数ある仕組みは、根本の原因には作用しないのです。

確かに若ければ、仕組みで癖がついて、その癖がある程度続いて、まるで解決したかのように見えることも起きるでしょう。でも、長くて20年もすれば、金メッキは剥がれます。

仕組みで誘引を遮断し、一時的に解決できたような状態を作り出して、問題が消えたと思い込んだ後、大体ことが起きてから10年程度ですが、また繰り返されると、もうなかなか信用を取り戻せないでしょう。何より自分への信頼を失ってしまいます。人生晩年にこうした経験をすることは、非常に苦しいものです。

何かことが起きた時と言うのは、やっぱりチャンスで、視野が失われているからこそ痛みを感じるでしょうが、そこにとらわれず、根本的な原因を見つけ解決するにふさわしい時なのです。

仕組みにばかり頼っていると、大体50歳過ぎると、ドミノ倒しで崩壊して辛くなり始めます。そして問題の大きさを知るのは、大抵40代です。まだ体力も気力もあります。残り半分の人生を、素晴らしくしていくか先延ばししてより辛くするか、さっさと腹を決める方が、あなたの晩年はおだやかで瑞々しいものになると思います。