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冷たいのにお腹は冷えない、優しさの詰まったお菓子をお送りいただき、ありがとうございました。おはようございます。吉野実岐子です。

多くの方が、自分に対して要求がましくなっては、自分に過度な緊張を与えて、安心から遠のいています。

思い当たる方は、ハードルを下げる練習が、安心を与えてくれるでしょう。「決めたことは守るんだけれど、その中でうんと楽しちゃうぞ」といった気持ちをもつことが、ハードルを下げたい皆さんの役にたつでしょうか?

例えば、私は気温の変化が激しく例年より寒かった知床で、雨の中、ヒグマが出る可能性が非常に高い所を、レインシューズと上下レインウエアの状態で、歩きました。特に、体力に自信がなかったり、運動神経が悪いと認識している人にとって、雨の中、本州の三月末を思わせる低温の中、しかもヒグマが出るかもしれないエリアを歩くなんて、ストレスにしかならないと思います。

でも、体力がアップしていても、体力に自信はなく、運動神経が悪いわたしにとって、今回このことはあまりチャレンジになりませんでした。それは、すぐぬかるむ名張に住み始めてから、日常であまりにもしょっちゅうレインウエアとレインブーツを身に付けていたからです。レイングッズに対する、特別感が全くありませんでした。

また、マイナス5度でもずっとウォーキングし続けてきたので、身体が気温でなるか大体予測がつきました。ヒグマが恐いのは当たり前で、むしろ恐くないとまずいわけです。だから、それはストレスになりませんでした。

そんなふうにして、日常にいろんな「特別」を埋め込んでいると、ハードルが下がるのです。日常がバラエティにとんでいて、様々な対応を迫られるものであるほど「特別だ」という思いは湧かず、「あ、それね。いつもやってる。大丈夫」といえて、どこにでも安心を持ち込めるようになっていきます。

「タブーの対話」を開催すると決めたのも、同じ理由からです。大人になって、だいぶ経ってから、だいぶ深刻な状態であることをコーチングに来てやっと気づく非常に多くの人を見ると、みなさん友人や家族や同僚に、いい顔ばかり見せているのです。そこに「いいね」と言ってくれて体裁を維持してくれる人しか、周りに置いてこなかったのです。苦言呈する人や、耳の痛いことを言ってもらえる関係はつくれず、あまりにタブーだらけの人生を送ってきています。もし友人達と腹を割って話していれば、ずいぶん前に気づいて手を打てたろうことを、そのまま中年期以降に持ち込む様は、ハッキリ言って異様です。

ここまで読んで「自分は違う」「自分そうじゃない、なんでわかってくれないの」と思った皆さん、ビンゴすぎるほどビンゴです。誰も、あなたの背中をおしません。そんな風にして、あなたを無力とみなすような、あなたを蔑むことはしません。だから、欲しいものは自分で掴みに来てください。