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過度に高い要求、つまり要求がましい態度(demanding)が当たり前の方は、耐えるという「現実を変えない」態度が得意です。ちなみに、文句を言いながら、慰めへと走り、なだめる力を会得していく会社員の方は、圧倒的に耐えています。

「耐える」の内実は、ごまかしです。例えば「何度がつらい?」と聞いても「30℃は暑いけど、まぁ夏だし、でもこないだ35℃でテニスもできちゃったし…」といった風です。あるいは「28℃は気になるけど、暑いとは思わなくて、33℃から不快」といった風に、ごまかします。ラインが不明瞭であること、伝わりますか?

ごまかさないと「耐えられない」、つまり本人は耐えているつもりですが、実際には耐えられずに、現実を変える必要がある局面にいることを、自分に対しごまかしています。だから、こうした自分で自分を煙に巻くようなやり取りを内側から始めてしまいます。

「28℃で暑いと感じたら弱い」「35℃でも動ける方が強い」そんな風に思い込んで、自分の適度を見失っては、上のような発言をし、より一層体調不良やけがやトラブルに邁進する様に危機管理能力の高さを見いだすことはできません。身体に繊細さを取り戻し始めた人は、絶対に歩まない道です。

遺伝的に、暑さ寒さへの適応度合いは違います。また3歳までにどんな環境で住んだかで、汗腺の発達も大きく変わります。北欧の人は何人も、冬のスペインの戸外のプールで泳いでいましたし、それはスペインの人にとってありえないことでした。先日の知床でも、北海道の人とは遺伝的に身体が明確に違うと、感じました。先祖は越後・加賀・能登出身者がほとんどを占めるわたしが、33℃下であるくスピードは、-5℃のそれより遅いです。

まずは、温度と湿度からでも「ここを超えると不快」というラインを、明確にしてみませんか?そうすると、その温度や湿度にならないための対処を見つけるという「現実を変える」方へようやく進めるからです。ちなみに、わたしは-4℃以下と32℃以上は不快ですし、湿度65%以上と48%以下は不快です。最後にもう一度念を押しますが、「耐えよう」とする態度はあなたの鈍さの証に他ならず、そんなあなたの心身は可及的速やかに繊細さを取り戻す必要があります。