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「心のありようはそれぞれでいい」と言われて、ホッとしたりゆるむ感覚があるならば、みなさん自身の中に自分自身に対する「こう思わないといけない」「こんな気持ちになるのはダメ」といった決めつけ事がある証です。

「ちがうよ、人にこう言われたから」「あの言葉が突き刺さってしまったからだと、どうしても思ってしまう」と、自分に属さないと主張したくなるかもしれませんが、そうすることは、収拾できたはずの事態から、収束という動きを奪うことになります。自分に属しているものを自分に属していないと嘘をつけば、衛星のように延々と、その自分に属していたものは漂うことになります。宇宙ゴミみたいな感じでしょうか?

まず、自分が「今はこう思っているんだね」「こんな気持ちになることもあるんだね」と、自分を排除しない自分への態度を身に着けていく必要があります。気持ちを排除したり抑圧して「こういう自分なら、まぁいいだろう」という自分で振る舞おうとすると、欲望は減りません。対峙しないで隠してしまってOKという発想自体が、欲望と仲良しです。

欲望を減らすという正しい方向へ進みたいなら、自分の気持ちに気づき、それが確かに存在してしまっていると認め続けることが、助けになります。そうしていくと「心のありようはそれぞれでいい」などと言われて、ホッとしたり、自由になったような感覚がでたり「優しい人だなぁ」と相手のことを思うような、とんちんかんな反応は、あなたの中から出てこなくなります。