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静かに過ごしたり、ゆったり安心できる環境にいると、せかせか動き始めてしまう場合は、トラウマを疑う必要があります。以下、ごく簡単に言っていきますが、トラウマがあると、安心しそうな穏やかで静かな時間にこそ、緊張が高まるからです。

トラウマがなければ、安心しそうな穏やかで静かな時間には、緊張しませんし、ストレスを感じません。これが、本来の内分泌系の働きです。ところが、トラウマがあると、すごく嫌だったことを思い出したり、急かされたり、緊急案件が続くといった、高い緊張を感じるべき時にこそ、むしろ冷静になってリラックスしてしまうのです。トラウマのあるなしで、内分泌系の反応が逆になってしまうのです。

トラウマは、この社会において非常に過小評価され、またトラウマをつくる状況や加担者は野放し状態ですが、非常に多くの方が抱えています。たとえるなら、インフルエンザと同じくらい身近なものだと、認識を改めて頂ければと思います。

トラウマを抱えると、その人の中では時が止まって分断されますので、「わかっている。やるよ」といったその人自身と、実際にやろうと思ってできない自分は、解離していて別人格だったりします。そこで、さぼっているとか圧をかければ動くといった社会によくある発想がまかり通ると、より一層傷は深くなるばかりで、人が本来の人としての機能を失っていくことになります。

トラウマ治療は、現在大変進んでいて、非常に高い率での治癒が認められます。しわ取りに行くくらいなら、トラウマ治療に行く方が、ずっと人生は伸び伸びできる明るい豊かなものになると、断言しておきますね。