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東京のデパートで「デイリーなシーンでお使いいただける」のような節回しを超えた、助詞以外ぜんぶカタカナしゃべりのアナウンスが流れてきて、ギョッとして立ち止まりました。「デイリーなシーンでお使いいただける」だって、「ふだん使い」という日本語で端的に言い換えられるのに、それを超えてくるとは、ハチャメチャにも程があると思いました。

アナウンスしている方は、自分が何を言っているかわかっていないことすら、気づいていないでしょう。わかっていたら、気持ち悪くてそのまま読み上げることにならないでしょう。「言ってることわかるよ。これを聞いて、次に自分は何を選ぶか、行動が見えるから」と反応する方が多いと思いますが、この状態は思考停止した、非常に危険な状態です。

他にも、どこかで言われたり、自分が誰かに言ってもらえたことを「公式」としてそのまま使い、その使用回数を増やすことは、やっぱり思考停止状態です。公式を丸暗記して数学の問題をどんどん解く学生に「数学を専攻したら?」とは、言わないでしょう?そういう人が、40代になってから同じ問題を解いても解けないし、公式について説明することもできません。理解などしないまま、形だけ使っていただけなのです。つまり、真似しているだけなのです。

思考停止して真似ばかりしていると、つるつる滑って望まぬ方へばかり、人生が進みます。不潔と清潔の違いもわからず、ごみ処理を眺めながら飲むバーなんていうアイデアが、現実化されてしまいます。病になって不安から周りを巻き込み、迷惑をかけては、「愛されている」「受け止めてもらえた」と、巻き込んだ相手を自分は愛していて大事にしていると、実際と真逆の認識を持ち始めます。

マインドコントロールされやすい、危険な状態にいる方が溢れており、まるで戦前です。ちなみに、奈良のデパートでは、まだこうしたハチャメチャなアナウンスは聞いていませんし、これからもずっと聞きたくありません。カタカナしゃべりは、思考停止の合図です。