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主観的な人は「いつもこうなる」「やっぱりね」といった口癖を持ちます。自分の想定内だということにして「この状況は整理されている」「私はこの人の気持ちを正しく想定できていた」と、自分に対して印象づけられるからです。そうすると、少し気持ちが整う気がしてしまうのです。コントロールできる錯覚を覚えることで、未来に起きうる危機を減らせたと錯覚します。

「いつもこうなる」「やっぱりね」といった口癖を持つ人を、心の中で駆り立てる声は「普通にならないと。みんなと同じにならないと。見捨てられないために」です。だから「やっぱりダメだ…」という声には「また普通になれなかった、みんなと同じになれなかった、どうしよう…、見捨てられてしまう」という、切迫感がギュウギュウに詰まっています。

そこで「普通になるために、もっとこうしよう」「みんなと同じになるために、これを頑張ろう」としていくほど、自分へのダメ出しが、自分の中に響くだろうと思います。そうなると「もっと意識的にこれをしていくぞ!」と気合が入った状態になって、緊張状態が続くようになります。まるで、見張られているかのようです。そうするとその内「こんなに頑張っているのに、わかってもらえない…」と錯覚し、世の中のあれこれをつかまえては、怒るようになります。

でもこの時、世の中のあれこれの本質的な解決につながらない範囲で怒ります。本質的な解決は望んでいないからです。怒りという不快な状態が、必要なのです。なぜなら、不快で酔う脳を持っているからです。いわばお酒の代わりに不快で酔うことで、もっと奥にある見捨てられる恐怖は感じずに済みます。だから、本人も「怒りっぽいんだよね~」と、キャラの一つにしたりしてしまって、怒りを奪われないようにしていきます。

そういう状態に対して、消火器の役目をするのは「そう?意外と冷静だと思うよ?」「客観的に見ると、結構冷静な方じゃない?」といった声掛けです。その次のステップとして「もうだいぶ普通なんじゃない?そう見えるよ」「ダメなの?結構できるんじゃない?」があるでしょうか?自分を異物みたいに扱わないで、もう許してあげたら、その怒りすぅーっと消えてしまうかもしれませんね。