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自立に向かう人は、失敗を馬鹿にしないんです。「あのとき、ああしちゃったから」と自分を現在に至るまでずっと責めちゃうとか、「こんな失敗作!」とゴミ箱にポイッと捨てるようなことはしません。

そうやって排除したつもりになっても、実際には自分の不自由が増えるだけだって、ちゃんと知ってるんです。そんな風にして、敵を増やすような、口の中が苦くなる方には、誘われないんです。

水滴を初めてみる子供みたいに、花がポンと音を立てて咲く瞬間に立ち会ったあの人みたいに、失敗をじっと見て、ハッとしているんです。それは「ここでミスしたのか」「このプロセスがまちがっていたのか!」という、ハッとはかけ離れた感覚です。

水滴を初めてみる子供みたいに、花がポンと音を立てて咲く瞬間に立ち会ったあの人みたいに、失敗をじっと見ると、そこにあるうつくしさにふっと誘われる瞬間があります。小さくて大きな神秘の世界が、そこに広がって、その中に入るとふわっと自由になることを、体験しているんです。

失敗を成功の元にしていく人はもちろん、いつも自立に向かい続ける人は、そんな風に失敗の秘めた美しさに、手を引かれ続けています。