人生全般において、初めは、確かに的に向かって真剣に何かをする練習は必要なのです。だから、目標や夢を持って、そこに向かいながら何かを得ようとする意図も持ってみることは有用です。物質なら、これでほとんど手に入るでしょう。

しかし、それはごく当たり前にできるようになった、人生の次のステージにおいては、はじめのステージで学んだことと、「破」&「離」の関係になります。そして「何を得よう?そのために、何をすべきか知っている」というひとつ前のステージで身につけた態度は捨てて、どんな意図も持たずに待つことで、より大きな助けが来ることを、経験していきます。

なぜなら、本当に何を得ることができるか、わたしたちは決して知ることはできません。このほんとうのところに、自分を解き放てることこそ、謙虚さだからです。そうすると、手のひらサイズをこえた、手を大きく広げてやっと受け止められるサイズのものが、来るようになります。繰り返しますが「もっともらえるから」と、手を広げるのではありません。まして「あれがほしい」と狙うなら、初めのステージに逆戻りです。

狙って得られるものは、ごくわずかです。「本当に何を得られるか知ることができない」というほんとうに、自分を解き放つときに、大きな力強いものがやってきます。ここでは、失敗や絶望が初めのステージとは、違って見えるのです。ワークショップ「失敗の力。絶望の力」の締め切りは、今夜21時までです。