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有限であることを不足と捉えて、自分にはあれもないこれもないと、実は何が欲しいのかもわからないまま、とにかく欲しがる人は、時の力を知りません。

時の力は、例えば余韻を楽しむことであり、時の経過につれて香りが変わる楽しみを知ることであり、時が経つにつれて形が変わる妙に、自分を開くことです。

手元に塩ときゅうりしかなくても、きゅうりをどんな風に切るか(どのくらい時間をかけて切るか)、切ったきゅうりにどのくらい塩を振るかだけでなく、そこでどれぐらい時間おくかで味わうんと変わります。浅漬けと10年物の古漬けでは、全く味が違います。時の力です。

同じように、全く同じヨガのメニューをするにしても、どこに意識を向けて、そこにどれくらい時間をかけるかで、身体は違う変化を見せてくれます。

時の力を知る人はエクササイズ1つとっても、あれも足りないこれも足りないと新しいものにどんどん手を出すのではなく、今あるいわば「塩」を生かすために、さらにそのバリエーションに触れるために、時の力に頼り、結果として自分自身が豊かな世界に導かれています。