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「うん、大丈夫。ここでやっていける」「これからも自分なら、どうにかなる」といった感覚を、新人は持っているのに、ベテランの先輩が持っていなくて、不思議だなぁと思ったことはありませんか?驕りとはまた違う話です。

医療や福祉の分野では、こうしたことが他の分野とは違う要因で起きることがあります。例えば、患者になったみなsなんは、医師や看護師にミスがないこと、つまり安全を求めると思います。いくら人間は失敗すると言われても「年賀はがき24日までに投函しようと思ってたのに、玄関に置いてきちゃった」と同じ感じで「おなかの中にメス置いてきちゃって」や「薬似てたから間違えちゃいました~」とは、言われたくないですよね?こうした「絶対の安全を確保してほしい」と利用者側も願い、提供者側もそれを目指す分野では、上述したような自分の経験や力を信じる感覚は、どうしても薄れやすいのです。(他にもパイロットなど安全といのちが隣り合わせの職業で、同様のことが起きやすいです)

また、お年寄りの介護や看取りなどに携わると、認知症だからとわかっていても最後まで感謝どころか罵倒されたり、あんなにお世話した人が急変して亡くなるなど「やった分だけ伸びる」ようなわかりやすい努力への報酬が見られず、「限度や限界がある」という安全を感じられる状態とは遠いきりのなさと直面することになります。そうするとやっぱり「これまで、あんなに誠実に仕事してきたのに。そういうつもりなだけだったのかな…」のように、思ってしまいやすくなるのです。

該当する方は、まずは「この職業のせいで、そう思うだけだ」と思ってみて下さい。そして、職場の中で互いがこんなに役立っていると感じられる仕組みづくりをするといいでしょう。介護の現場なら「Aさんのご家族が、あなたにとても感謝して、こう言ってましたよ」とちゃんと伝えられるような仕組みや、朝礼や帰りのあいさつの際「いつもこういう動きをしてくれるから、とても助かっています」のように伝えるような仕組みなど、互いに感謝を胸にしまわず、表現していく仕組みを創っていくのです。

感謝は思うだけでなく、伝えたり書いたりと表現することで、増幅されていきます。ステップを二つ書きました。よかったら、やってみて「やっていける」という感覚が自然と「ただいまー」と戻ってくる柔らかい職場や家庭をつくってくださいね。聞く「聞くワークショップ」の「Ease / 気楽さ」と「Hope / 希望」(各50分)も「やっていける」という感覚が自然と呼び戻される内容になっているので、よかったらあなたのサポートをする仲間にいれてあげてください。