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突然のデータ流出ももはや仕方ないと片付けられるなあなあさも、デジタルに深入りしたくない理由の一つです。

さて、損得の見極めが賢さだと思っていると、結果的に自分をがんじがらめにしやすいでしょう。

例えば、数年縛りに同意すれば、安くなるサービスがありますよね?一見、中期的に得する良い選択肢のように見えるかもしれません。でもそれが原因で後々「もっと良いサービスを見つけた。だけど、もう少し我慢していれば、割引になるから」のように、むしろ自分から選択肢を奪う展開になりやすくありませんか?

そして、その数年縛りの感覚に慣れてしまって、その感覚をひきずり、逆に時代のリズムからずれていくのです。例えば一昔前なら、10年後を見据えてキャリア形成することが推奨されていましたが、今は10年後が見えない時代です。10年後を見据えるのが当たり前の時に数年縛りのサービスに申し込むのと、10年後が見えないのが当たり前のときに数年縛りのサービスに申し込むのは、意味が全く違います。

損得を見極めたつもりだったあの時、実際に選んでいたのは「考えなくていい」でした。

これがやがて「やめたいのにやめられない」へつながっていきます。やめたいのにやめられない時を俯瞰すると、目的を達成する他の手段がない時でもありませんか?他に選択肢がないと感じるから「やめたい」「これは間違っている」に手を出さざるをえなくなるというのが、本人の内側の世界で起きていることでしょう。

自分から選択肢を奪うことを、損得に基づいて考えられる賢さと誤解していると、選択肢を増やせない状況に入っていくのです。止めるのが大変な状況を作る習慣が身についているといえます。

なんでも1カ所にまとめれば支払いが割引になったり、長期的に使えば優遇されるようなものを好む方は、このパターンにはまっています。止めるリスクを下げておかないと、フレキシブルに生きられなくて当然ですよね?