「なくそう」は非現実的

創られているエンターテイメントの厚みが、心底すごいと思います。

さて、不安や恐怖を「なくそう」とするのは、非現実的な目標設定です。むしろそうすると、不安や恐怖を深めてしまうかもしれません。ストレスも同じです。むしろ、ストレスを適切にとらえ、人生の質を高めるチャンスとして考えていきませんか?

自分は大切な価値ある存在だという自尊感情が高いほど、ストレス耐性は高いことがわかっています。さらに「自分はこれまでもよくやってきた。今もこの状況下でやっていけてる。これからも大丈夫」という、いわば自分の実績への信頼が高いほど、ストレスを生む状況を改善していけることも、わかっています。

自尊感情が高い人は、自分自身に対して常に好奇心が向き続けます。例えば、病になったりトラブルに巻き込まれるなどしても、悲しんだりしながら、どこか「自分はこういう仕組みになってたのか~」と面白がっていたりします。自尊感情が低いと、自分に常に疑いと鞭を向け続けているようです。「自分はまたこうなるんじゃないか」と大騒ぎしたり、自分を疑い緊張させることで、仕事などを成し遂げようとする傾向があります。

自分の実績への信頼が高い、つまり自己効力感が高い人は、自分を次へと急かさずに「ここまでよくやってきたなぁ。今もなんとかやってこれてるなぁ。一見ネガティブに見える自分のこの癖は、実はより悪くなることから、自分を守ってくれているのかもしれない、、、それはどんなことか考えてみよう…その上でよりよい癖を身につけていきたい」と、よく考えています。自己効力感が低い人は「あーここまで終わったー。のんびりなんかしてちゃだめだ!そういうところが自分の良くないところだ。ハイ、次!」のように、いつも自分のお尻を叩いています。

ジャッジするのではなく、自分に好奇心を向けながら、細やかに「ここまでよくやったなぁ。今もやっていけてる。何だか知らないけれど、これからも大丈夫らしいよ」と、ご自身に声掛けして、ストレス耐性を高めていきませんか?