腹筋嫌いが◎

みなさん、猫が伸びをする動きを、思い出せますか?人間も寝ながら伸びをすると、ああいう動きになります。まだ起き上がりたくないなーという時、あの動きをしませんか?その時、お腹が伸びて、背中は縮まりますよね?だから、小学校などでやる腹筋運動(お腹を縮める動き)は不自然に感じられ、長いこと嫌いでした。もっというと、朝あおむけの状態から起き上がるのが嫌でした。身体への負荷が大きいと感じてきたのです。意志の力を使って、不自然に身体を動かすことは、脳にも負荷をかけます。

そして、色々うまくいっている人は、お腹がほんとうにやわらかくてelasticだなと思ってきました。どちらかといえば比較的、ごく小さな子はそうなんです。だから、世の中の腹筋ブームは、何かおかしなことの表れだと思ってきました。(実際そうだと思います)つきたての餅からベタベタ感をとったような柔らかさ(つまり、適度に脂肪もある)で、うんと伸び縮みできるお腹(つまり、筋肉もある)の人は、美しい腹筋づくりと称される何かではつくれない、とことんゆるめるしとことん緊張もできる身体をしています。それは、人としての幅ともリンクします。

もし、お腹が伸びないと、内臓に負担がかかって大変です。一方、背中は背骨があるから、そんなに伸びない方が自然です。いかがでしょうか?みなさんは、自然であることに沿ってきましたか?それとも、不自然であることに沿って「朝ガバッと起きることに憧れ」たり「競技をしているわけでもないのに、シックスパックを目指し」たり「苦痛を感じながらも誰かとやれば続けられるからと、一日に何回もお腹を縮め続けて」きましたか?

ほぼ自然に沿ってきた人は、自分を損傷する選択が少なかった分、ストレス耐性がそこそこあるでしょう。一方「がんばろう!」「仕組みさえ整えれば!」「習慣化してしまうぞ」と息巻いて高揚することで、不自然に沿ってきた人は、自分を損傷する痛みを達成感などと解釈しては、ストレス耐性を思い切り下げてきてしまったでしょう。