実は、二槽式が優れている話。

私が、クリーニング屋さんを年一回しか頼らなくなって、確か四年に目に入ると思います。変な匂いやむしろ服が傷む理不尽さからの解放だけでなく「そうだ、クリーニング屋さんにも行かなくちゃ」が消えた快適さは、はじめに想像したより大きなものでした。

そこで、この辺で自己流の洗濯術を振り返って整理整頓し、必要な知識を足そうと『家庭でできるカラダにいい洗濯術』(茂木孝夫著、コスミック出版、2019年)を読みました。良書です!

今から60年前、クリーニング屋さんは水洗いが基本だったそうです。それが、今はドライクリーニングできないものだけ水洗いと、真逆の状態になっているそうです。

ドライクリーニングは、水を使わないから、型崩れや水溶性の染色ものへの影響が少ないものの、あの独特のドライ臭は、排水することなく繰り返し使われるドライクリーニング溶剤(濾過はするが、タンクの底にヘドロ状にたまることあり)に、主な要因があるようです。ドライクリーニング溶剤は、有害な第一種指定化学物質に選定されており、特に合成皮革製品は、ドライクリーニングから返却後1週間以上(冬は二倍)風通しのいい戸外で陰干しをしないと、溶剤が残留し、それにより化学火傷を起こしたり、シックハウス症候群に似た症状がでることもあるそうです。

学生服やスーツ、布団に浴衣などの洗い方から、アイロンがけの指南まで盛り沢山で「タイツは裏返しで洗うと、毛玉がつきづらい」といった小技から「汚れをしっかり落とすなら、プロも愛用している二槽式の洗濯機(目安ですが、スマホ一台分の値段で買える)」に、しみじみ納得したりと、充実した内容の本でした。

ちなみに、石鹸は紀元前5000年から使われ、日本には16世紀にポルトガルから渡来したそうです。18世紀に世界的に普及し、日本では、最初に石鹸がつくられた明治初期までは、灰汁や米のとぎ汁(天然のアルカリ成分)が使われていたそうです。

機械任せが進歩のように捉えている狂った方は多いですが、機械の示す通りでなく、自分で工夫できる喜びがある二槽式の洗濯機を、次回は購入したいな!と、強く思いました。