カサンドラ症候群

今日は、夏至で部分日食ですね!

さて、1997年、ASDの中でもアスペルガー症候群にあたる方の配偶者や家族など親しい人の中にみられる、アスペルガー症候群にあたる方に話が通じず孤立し自責的になる状態が、カサンドラ症候群症候群として注目されるようになりました。

そして2000年には、上記の「話が通じず孤立し自責的になる状態」が、進行中の心的外傷体験に関連していると、みなされるようになりました。

毎日少しずつ確実に進行していく、心的外傷体験の積み重ねは、あまりに壮絶な体験です。が、その一つ一つが津波のような強烈さを持たないため、専門家相手でないとなかなか理解してもらえない現状が広がっています。しかし、自分の評価・時間が根底から揺らぐ危機的な状態が、カサンドラ症候群です。

アスベルガーを含むASDは、その脳の特性や、ゆえに経験されてゆく二次障害を理由とし、一般に穏やかな人に見えてしまうことがあります。そうすると、例えば父親が大きな声を出す人だった女性にとって、穏やかに見える男性と言うだけで、理想的な男性に見えてしまうことがあります。その女性が、自分のそうした相手にすがりつかせる思いの根を見ようとしない限り、相手を理想と位置づけ続けるために、自責の傾向は強まってしまうのです。(一例に過ぎません。ASDの女性もいますし、暴力的な父親のもとで育った全ての人が、こうした傾向を持つわけでもありません)

こうしたことの根は、やはり自分の寂しさや恐れをきちんと見れるところから始まるのではないでしょうか? つまり、内省できないで反省ばかりしていると、それが自らを死に追いやる展開もあり得るということです。

うつ病で入院まで行かなくても、カサンドラ症候群の方はかなりいらっしゃいます。(もちろん、男性にもいます) どうぞ、ご自身がカサンドラ症候群でないかと言う視点でいちどご自身を省みてはいかがでしょうか?