人に頼り過ぎないライフスタイル

地球に元々あった循環の中に身を置くことは、様々な負担を減らして行ける「楽」な道です。それは、自分の負担も減らしてくれます。

近所で無農薬だった農家さんが、農薬をまき始めてしまいました。ご高齢ですし、よくよくご苦労があってのことだろうと思いましたが、本来は農薬をまくということは「他の生物の協力を断ち切る」ということです。そうやって、一時的に狙った一つの植物だけを守っているようで、よりアンバランスにすることで、さらなる狂いを生んでいく方法です。しかし、それをよく知っているだろう方がそうなさるということは、そこに対応していけるより繊細な感覚を求められるほどに、生態系を人間が狂わせたということです。

循環の中でつつましやかに暮らしていれば、すなわち「思い通りにしたい」という欲によって、他の生物の協力を断ち切っては悪循環を生む方法と無縁であれば、人にも頼り過ぎないライフスタイルが生まれていきます。人に頼らなくても、植物や動物が支えてくれて、その分人に思いやりを持ちやすくなり、また植物や動物の働きに目がひらいて、自分は慎ましやかにならざるを得なくなるのです。

「慎ましくしよう」とそこにフォーカスすることは、無農薬だった水田を農薬を使った水田にすることと、似ているかもしれません。結果的に生まれるものを、初めから獲得しようと躍起になることこそが、自分の負担を増やし、自分を大変にしてしまう方法ではありませんか?