登山と下山は異なるもの。

皆さんが様々な状態から「回復」しきれないのは、行きと帰りを同じだと思っているからではないでしょうか?

何らかの状態あるいは症状から「回復」する際、それは登山と下山では通るべき道が違うことと同じように、考えるべきです。

大体、膝が笑うのは下山の方です。気持ちが焦るのも下山の方です。特に登山を山頂に達する事と考え、下山をおまけのように捉えるほど、怪我をしやすいでしょう。下山もまた大イベントなのです。

同じように状態や症状が悪くなるときには、息をひそめる感じがあるのに、少し回復して見えてくると気を緩めてしまうのは、回復をおまけとみなしている姿勢ではないでしょうか?

決して「気を引き締めましょう」と言いたいのではありません。回復もまた新しく大きなイベントであるという位置づけのもと、ご自身の状態や症状や回復そのものを捉えていくと、それ自体がまたとない経験となり、皆さんの人間性の豊かさを育む1部になっていくのではないでしょうか?