カメムシにジョーカーに。

これだけ、地球環境が正常な状態から程遠くなると、害虫が大活躍する時代に入ります。もちろん、農家さんや家庭菜園をされている方は、もうそれを嫌というほど感じていると思います。無農薬や有機栽培をされている方は、本当に底知れぬご苦労があると思いますし、またそれを可能にする環境を限定的にでもまもるために、多くの知恵をお持ちだろうと思います。

そうではない方は、気楽に殺虫剤を使ったり、農薬をさくさく使い始めます。わたしの住むエリアでは、今年から水稲栽培に農薬を使い始めた農家さんがいらっしゃいますが、稲刈り後のモミなどを燃やすその煙は、薄い水色で非常に気持ちが悪く、稲刈り後なのに、まさに毒薬が四方八方にまかれていました。これからは住む先に農家さんがいる場合「そこで農薬を使う予定がありそうか」というポイントに対しても、念入りに確認しないといけないのか…と、その瞬間すごく疲れました。

さて、虫の気持ち悪さというのは、あります。セミだって、いきなりあなたの部屋の中で100匹舞ったら、さすがにヒッチコックの映画が思い出される感じになるでしょう。山中に住む方は、1000匹近いカメムシに春も秋も悩まされる(部屋にも相当数入ってくる)方がいるようです。

そうなると、やはり酢やミントを使う方法では効き目が薄く感じられ、化学的な薬という、あなたの身体にも自然環境にも悪い方へ、手が伸びやすくなるのかもしれません。心がポッキリ折れそうになるその感じ、すごくわかります。そんな時(うちは1000匹はきませんが)わたしが使うのは、相手がどんな虫であれ、比較的小さくまた原則として地面にいるなら、まず熱湯をかけることです。そして、飛ぶものには、逆に凍えさせる方法を使います。例えば、こちらです。

もちろん、植物の上にいる虫に対して、熱湯や凍えさせる方法は使えませんし、植物の根が張っている辺りに熱湯をかけることもできません。その場合は、自然農薬や効果の薄い自然な忌避剤と合わせて、熱湯や凍えさせる方法を使える場所に、虫を誘導するなど、工夫が必要でしょう。

この不快な空間で、どんどん自分のことしか考えられなくなっている、中心を自分にしかおけない人が増えています。その状態にあると、やることなすことすべて、無自覚なまま地球環境にマイナスのことしかできなくなります。つまりいわば「害虫」になります。自粛のときに「普段気づかなかったけど、○○にすごく感謝だよね~」と言っていた方たちは、ここドンピシャです。

意識しないと感謝にも至れないその可笑しさは、トランプのジョーカーの顔をみているようでもあります。そして、既にこの社会は、ジョーカーと化け物だらけです。欲を追い求める者の出す「異臭」は、カメムシの比ではありません。ジョーカーや化け物の前では、臭いカメムシのなんとかわいいことでしょうか。