人生の味気ない時期

今年は、ハリッサという調味料を愛用しています。チュジニア(アフリカ)のもので、ガーリック・レッドチリ・クミン・キャラウェイ・コリアンダーが入っています。

そして、調べてみたら、チュニジアはスパイス大国(?)なのです。こうしたスパイスをいくつももつ国は、フランスなどいくつかの国に限られているようで、その中の一つがチュニジアでした。

他に、クァラートダッカ(クローブ・ブラクペッパー・シナモン・ナツメグ・パラダイス)やタビル(コリアンダー・キャラウェイ・クミン・ガーリック・レッドチリ)やバラト(シナモン・バラのつぼみ・ブラックペッパー)などがあるそうです。

ちなみに、こうしたスパイスを入れても、味はつかないことにみなさんお気づきでしたでしょうか?子供の頃、カレー粉をそのままなめても、カレーの味はしなくて、紙でも舐めたようでした。

でも、熱を加えたり(炒める・温度の高いところに置いておく)、太陽の力を借りる(そもそもスパイスが生まれる過程で「干す」作業が含まれる)ことをしていくと、なんとも香しくおいしいと感じる味が生まれてくるから、不思議なものです。

頭がかたいと「味がしないから、味をつけよう」と、一辺倒に考えてしまいます。でも、全体性を生きていると、そのままだと味のしないスパイスが、全体に何とも言えない香しさや美味しさを与えてくれることを知っていて「人生の味気ない時期」がいかに自分の自由を生むかを理解できるから、大切にできます。